回開催報告 2022年12月16日(金) 19:00より実施しました

〜どうなる?どうする?エネルギー・資源ーバイオマスって何?ー〜

大野城心のふるさと館 1Fジョーホール/対面のみの開催となります
今回から金先生に代わりまして、ちくしの科こみメンバー関谷がHP案内をめさせていただきます!まずは予告時の紹介文から。こんな紹介文で参加募集がかけられていました!

みなさまはバイオマスという言葉をご存知でしょうか?

聞いたことある、という方も多いかと思います。

近年、さまざまな理由から注目度が高まっている代替エネルギー資源ですが、実際のところ、バイオマスって何でしょうか?どのように使われるのでしょうか?






回はバイオマスに関するお話です。

林先生からひとこと:

バイオマスは、生物(主に植物)に由来する資源の総称です。木や草、イナワラやモミガラは、みなさんにとって最も身近なバイオマスかもしれません。バイオマスは水力、太陽光、風力とともに未来社会のエネルギーを担い、それに加えて石油に代わる化学原料として期待されています。

本講話では、エネルギー資源、今は石油から作られている様々な燃料やプラスチック、薬品などの原料としてこれからの私たちの生活を支えると期待されているバイオマスと、バイオマスを使えるようにするために必要なことについて話します。

講師

九州大学

先導物質化学研究所教授

 林 潤一郎 先生

まもなく開演・・・手前の方々は開演の30分も前から会場入りしてくださっていました(本当にありがたいことです!)。この日は「バイオマス」のお話し。どこかで聞いたことがあって、なんとなくは知っているけど、説明しようと思ってもふんわりとしか答えられない・・・恥ずかしながら科コミの金はそんな印象でした。さあ、一緒に勉強しましょう!
本日の講師、林先生。ちくしの科コミメンバーでもいらっしゃいます。いつも笑顔で優しい口ぶりでわかりやすく説明される方です。でも、最後の経済論の熱のこもったトークは初めて拝見しました!やっぱり研究者はこういう熱意も兼ね備えているものなのですね!
本日のファシリテーションは、ちくしの科コミ、稲田准教授です。ニュースのコメンテーターのようです。稲田先生も材料系の研究者なので、林先生からのご指名です。
数式や難しそうなカタカナが並びますが、大丈夫。噛み砕いて丁寧に説明されます。細かいところをひとつひとつ説明するのではなく、全体の意味するところをつかめるような、そんな説明が加えられます。サイエンスカフェのひとつの楽しみ方はブルース・リーの名言から学べます「Don't think. Feel! (考えるな、感じろ)」かもしれません。大学教員としても自身の研究を1時間で全部理解されることは(多分)想定していません。そして、なにか感じ取ったなら、遠慮なく手を上げて質問したり意見を述べたりできるのです。どんな質問も意見もウェルカム。むしろこれまで受けたことがないような質問は大歓迎です!
林先生が手元にバイオマスのサンプルを回してくださいました。ふむふむ、これがバイオマスか・・・。液体・・・繊維・・・いろいろな用途がありそうです。
メモは学習の基本ですね。ものすごくたくさんのメモをとっていて余すことなく吸収しようという熱い思いが伝わります。
高校生もメモ。毎回全く異なるテーマを取り扱っていますが、どのテーマにも興味を持って聴講しているのがすごい!
おとなだって負けじとメモ。この想いが後進を育てます。見習わねば・・・。
科コミの金「はいはーい、質問です。オリゴ糖は色々な数の分子がつながったものがあるということですが、1つの時とたくさんつながったときで味は変わるんですか?」
林先生「たくさん繋がると…なめてみたことがあるんですが、だんだん甘くなくなってきて…むしろちょっと苦くなります」
『工学系の人は気になると何でもバラバラに分解したがり、化学系の人はひとまず味を見る…』という伝説はマコトじゃったか…と科コミメンバーの金は思いました。
余談ですが心のふるさと館にはボルタリングができるコーナーがあります。この日はサンタさんもボルタリング?していました。

今回も多数のご来場、また活発なご質問やご意見などありがとうございました!リピーターになってくださってる皆さんも、初めて参加された皆さんも、またいらしてくださいね!

大野城市心のふるさと館✕ちくしの科コミのここふるサイエンスカフェは終了後の「囲み質問」も大歓迎です!